神父のことば

戸田 三千雄司祭

名前のこと 霊名のこと

名前の思い出がありますか!名前のことで、笑われたことありませんか? 宗(そう)君のことです。学生時代に、先生が教室で「そう!」とため息をついたのを、自分の名前が呼ばれたとおもって、起立して、爆笑を買いました。おかげで、み …

「主よ われら今 ここにあり」

この聖歌69番は、フランシスコ 山本直忠先生の作曲したものです。この聖歌のおおもとは「日本26聖殉教者」の映画主題歌でした。大河内伝次郎主演と言いますから、大昔の映画です。 山本直忠先生は、戦争を逃れて滞在していた群馬県 …

諸聖人・諸死者を記念して

ある人の息子が嫁を連れて実家に戻ってきました。母親は大喜びです。息子は亡父の跡も継いで、一緒に生活してくれます。ただ、嫁がキリスト者でした。毎日曜日に教会のミサに行きます。生まれた孫もついていきます。つまり「牛にひかれて …

諸聖人の日を記念して

天の国にいって驚くことが、三つあると言います。え!三つだけ? ①天の国に当然いると思っていた人がいなかった驚き。②天の国にはいるはずがないと思っていた人がいた驚きという。③そして天の国に行って自分のことで驚く驚き。 本当 …

お花から思い浮かぶ人は?

お花から思い浮かぶ人は? フリージアの花を見ると フト関連して思い出す人や言葉がありませんか?昔、連想ゲームがありました。最近は「伝える力」と「ひらめき」を競い合う番組「伝えてピカッチ」があると知りました。 お花のフリー …

馬と犬のお話し「神の瞳に映った私を観る」

馬と犬のお話し「神の瞳に映った私を観る」 フト目を上げると、馬の姿がありました。お庭の柵に沿って見つめていると、馬がやってきました。長い鼻面が迫ってきました。恐れずに見ると、馬の目の瞳の中に自分の姿が映っているではありま …

「何かめでたいこと」 一年の終わりと始まりに

「何かめでたいこと」 一年の終わりと始まりに 檀家の人が、和尚さまを訪ねてきました。 「何かめでたいこと、良いお話しをしてください。」と頼みました。 和尚さまが、 「そうかめでたい話しか。親死ぬ、子死ぬ、孫死ぬ。」 檀家 …

「クリスマス・キャロル」 ― もみの木と歌 ―

「クリスマス・キャロル」  ― もみの木と歌 ― 社会は、クリスマス・ムードです。クリスチャンが急に増えた感じ。そしてお正月になります。初詣のお祭りムードになります。願い事が特にないから健康でも、、、、と。めでたいことで …

鼻水をたらした神さま

鼻水をたらした神さま ― わたしの神、わたしのすべて ― Tさんは帰省した折りに、祖母に洗礼を報告して、十字架のイエスさまを見せました。「お前の神さまは“鼻水をたらした神さま”じゃのう」、これはお祖母さまが口にした感想で …

お参りですか

お参りですか  ― 宗教とは何か ― 神居教会で、タクシーを降りる時に「お参りですか」と言われました。日本人には、宗教は「お参り」のようです。お墓参り、手を合わせることが宗教みたい。納骨堂に来る人が、8月の時季には多くい …

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