山本 孝司祭
神さまの時間
時の流れの変わり目は改めて自分を見直す機会になります。毎日、毎週、毎月、毎年、のはじめには、それぞれが自分を見つめ、何をすべきかを考えます。もうすぐ新しい年が始まります。わたしは身体がまだ元気だった頃には、今年は何をした …
向こう岸で待っている人たち
教会だよりの原稿の締め切りが目前に迫っていて、何か季節にあったものを書こうと思いました。来月はロザリオの月。その次の11月は死者の月、そして、12月、師走で待降節が始まります。今年も残り少なくなりました。 最近は朝晩が寒 …
自分の出来ること
もう今年も半分終わりました。先日聖母月に入ったと思っていたら、聖霊降臨祭を終え、もう6月み心の月です。6月はわたしの人生にとって大事なことがあった月です。25日は誕生日です。今年は75歳になります。亡くなられた戸田神父さ …
また、あなたとともに
教会だよりの巻頭言に何を書こうかと迷っていたら、今年の待降節から大幅に変更になる、新しいミサの式次第でミサをしていて、ミサの途中で、ミサ典書から目を離してしまい、次に何を言うのかわからなくなって、焦っている夢を見てしまい …
いちばん若い日
カレンダーが最後の月になり、年賀状の受け付けが始まりました。今年もあとわずかになりました。この文章は一月号に載るので、何か新年にあたっての言葉を述べたいと思ったのですが、頭に浮かぶことは今年一年の振り返りばかりです。20 …
流れの辺りの木のように
最近は教会で聖歌を歌うことが無くなりましたが、先日、ふとこの典礼聖歌を思い出しました。♪ながれのほとりの木のように ♪かみに にしたがうひとは実をむーすぶー 2番の歌詞は、流れのほとりに植えられた木が 季節になると豊かに …
記念日アプリ
先日、むかしわたしが働いていた東京の板橋教会の信者さんから、お祈りを頼まれていて、長いこと膵臓ガンで自宅療養中だったSさんが亡くなられた知らせをもらいました。教会から回った知らせには、Sさんは器用な方だったので教会の設備 …
両手を広げる
みなさん、主のご復活おめでとうございます。復活祭が終わると間もなく雪も消えて、春が感じられますね。4月末からはGWが始まります。わたしは2年前の4月29日に、聖ヴィアンネ会での朝ミサの後で、救急車で運ばれ入院しました。ち …
「聖ヨセフの特別年」
教皇フランシスコは、今年の12月8日から来年2021年12月8日までの一年間を「聖ヨセフの特別年」として祝うことを布告しました。1870年、当時のピオ九世教皇が聖ヨセフを「カトリック教会の保護者」と宣言し、この宣言から今 …
「国を治めるものの生活レベル」
今年の10月20日、南米ウルグアイの元大統領、ホセ・ムヒカが高齢などのため政界から引退するというニュースが流れました。わたしはホセ・ムヒカがどんな人物か知らなかったので、「ホセ・ムヒカ 世界でいちばん貧しい大統領」という …