神父のことば

山本 孝司祭

一冊の本との出会い

先日の春分の日、わたしは札幌で行われた司祭叙階式に参加してきた。蓑島克哉新司祭は35歳のとき、帯広教会でナルチゾ神父から洗礼をうけ、4年後に日本カトリック神学院に入学、今年2月に卒業した44歳の新司祭だ。彼はナルチゾ神父 …

『みこころにそう決断』

3月19日は聖ヨセフの祝日でした。福音書の中に聖ヨセフの言葉は出てきません。わたしは、彼は自分の望みより神の望みを優先させる、寡黙で男らしいしっかりした男性だったと思っています。マリアを妻に迎え入れたこと、夜のうちに幼子 …

恵みのつながりの中で

2月14日はわたし霊名(ヴァレンチノ)の記念日だった。以前、2月14日は聖ヴァレンチノ殉教者の記念日だった。ところが、公会議後の典礼改革で聖ヴァレンチノが消え、2月14日は聖チリロ隠世修道者と聖メトジオ司教の記念日になっ …

『ありがとうの一日を』

節分が過ぎ立春を迎えたが、北海道は強い寒気団に覆われているためにまだまだ寒い。二月のことを陰暦では如月というがこれは「寒いために衣をさらに着る衣更着(きさらぎ)からついた名前」という説が有力らしい。今朝、玄関を開けて新聞 …

祈りによって優しくなれた

『祈りによって優しくなれた』 10月はロザリオの祈りをたくさん祈ったような気がする。そうしたら自分がなぜか優しくなれたような気がしてきた。9月末に大分のトラピスト修道院の神父さんに蟹とホタテを贈ったら、10月初めにきたハ …

教会にいのちを与えるもの

10月22日は、2013年にフランシスコ教皇によって列聖された、聖ヨハネ・パウロ二世教皇の記念日だった。ヨハネ・パウロ二世は、1920年ポーランド生まれ、58歳で教皇に選出され、2005年に84歳で亡くなるまで、26年間 …

凛としたキリスト者

先日、運転免許証のための高齢者講習を受けてきた。初めての体験だったが、視力検査と運転実技とビデオを見せられての話で、二時間ほどで修了証をもらうことができた。参加者はみな同年代なので安心だったが、少し嫌だったのが、「加齢に …

キリストの香り

先日、洗礼―キリスト者になること、キリスト者であることーを特集していた古い「カトリック生活」をひらいたところ、渡辺和子シスターが2008年にある教会の教会月報に寄稿した「キリストの香り」という文章をみつけた。わたしは渡辺 …

新年に聖母マリアを考える

  新年に聖母マリアを考える カトリック中央評議会のホームページに「日本と聖母マリアについて」という記述がある。聖フランシスコ・ザビエルが日本に初めて上陸した日が1549年8月15日の聖母被昇天の祭日だったこともあり、ザ …

ほんとうに大切なこと

ほんとうに大切なこと 上野動物園のシャンシャンと母親のシンシンの一般公開が始まり、大変な人気らしい。1日に観覧できるのは抽選で400組。初日の倍率は46倍で、中には百数十倍という日もあったそうだ。パンダはどうしてかわいら …

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