イヌとネコと人間の話

ネコのお話

O夫人のお宅を訪問したときのこと、お話をしていると、ネコが入って来ました。「あら、プッティが妬いているわ」と言うのです。うろうろしているのを見ていましたが、ネコの気持ちまでは分かりません。「プッティがシッポを立てているでしょう。」プッティとは、Oさんの娘が、小さい、可愛いというフランス語から名付けた黒猫の家族の一員みたいなブラック・キャットでした。雌ネコかも?

うちのワンちゃんのお話

「私が教会に行こうとすると、ケンタが、いつも見送ってくれますの」とK夫人が言いました。「分かるみたいです。戻ってくるときにも、足音を聞きつけて玄関前で、出迎えてくれますの、うちのワンちゃんは可愛いですよ!」。イヌ好きの方には、同感でしょう。ケンタは、雄イヌかも?

イヌとネコと人間の性格タイプ

人間にもネコタイプとイヌタイプがあると思います。「神の民」と呼ばれる私たちの住まい、家は教会です。ネコは家につくと言うように、私たちは教会にいます。主日の感謝の祭儀には、たとえ司牧者のホミリアが気に入らないところがあっても、家に来ます。イヌタイプは、主人が異動すると、オッカケて行き、ホミリアを求めます。

小教区教会とは

普遍教会(カトリック)に対して、教会を小教区とか部分教会と言います。感謝の祭儀を中心に、「入門講座」を開き、福音化を目指す霊的共同体です。ここを自分たちの家としての帰属意識が必要です。この家は斎場ではありません。葬儀や供養のための場所でも、お墓の管理事務所でもありません。み言葉のパンをいただき、聖体祭儀を捧げ、聖体のパンをいただきます。

カトリック教会は「秘跡」を大事にしています。秘跡の主人は、キリストですから、祭儀の執行者が誰であっても同じ「秘跡」です。好みの司式者や奉仕者を選んだり避けたり、選り好みがありませんように。小教区教会では「秘跡」が中心です。

ブラック・キャットの親子

街で黒猫の親子のシンボルマークを見かけることがあります。親ネコが子ネコの首をくわえて運んでいます。私たちも感謝の祭儀に足を運びましょう。

ホミリアとは、普通の意味では「説教」です。また「交わり」・「対話」・「奨励」の意味もあります。

投稿者プロフィール

Fr.Job toda michio
Fr.Job toda michio
ヨブ・戸田三千雄司祭
フランシスコ会 日本管区『小さき兄弟会』2020年12月24日帰天

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