マネッコの祈り

四谷の神学講座でペトロ師から、人を変えるのは宗教知識よりも信仰ですと教えられたこと、信仰とお祈りがひとつであることに気づいて、ようやく「永遠の生命保険」のセールスに成長がありました。

そして、あるときに幼稚園児のお母さんが、園長先生を訪ねて来ました。子どもが学校へ行かないと言いだした時の体験を話しに来たのです。子どもは幼稚園を卒業して小学校に入っていましたから、元園児のことになるのですが、学校に行きたくないという子どもに困ったとき、この母親が、ふと思いついてお祈りをしたというのです。

「マネッコの祈り」を幼稚園でしていたのを思いだして、子どもの手を握り、「神さま」と言うと、子どもも「神さま」と続きます。お話しするように、親子で神さまにお話をして、おしまいに、「きょうボクに学校へ行く力をください、アーメン」とお祈りをしてみたら、子どもが学校へ行ったというのです。そして「お祈りって何でしょう」と園長先生に言いに来たのです。お祈りって何でしょう!?

お祈りをどう思いますか?この卒園児には、小さいながらに「行き悩む」ものがあったこと分かります。「行き悩む」切実な悩みの経験がありませんか?登校拒否や出社拒否は、青年期や中年期にもあります。

苦しいときの神頼みを笑うことは出来ません。大事なことは、「気づき」にあると思います。危機は神との出会いの時です。そこに個人的な啓示もあると感じています。真昼に象徴される順風満帆の時よりも、闇夜におぼつかない歩みをするときに、「居るよ、居るよの神」(「エゴ・エイミ=わたしはある」)を感じるのではないでしょうか。主は、インマヌエルの神です。同伴者イエスを紹介したいと思います。

 

次回に続きます。