音楽は、音を楽しむと書きます。さらに音楽は人を動かします。小学生の時に「入魂の笛」(にゅうこんのふえ)という文章がテキストにありました。ある人が最後の時に笛を吹くのです、横笛。それを聞いて、皆がその男を赦す物語でした。音楽は人を動かします。

日本のカトリック聖歌は、高田三郎先生のお蔭で出来た歌です。

教会は公会議後に大きく変わりました。高田先生は日本の合唱界をリードしてこられた方でした。私の記憶では、前は別な教派に通っておられたようですが、カトリックの洗礼を受けて、ミサ曲、典礼聖歌を作曲されました。

無知な私はお訪ねして、田園調布教会の聖歌隊の指導をお願いに行きました。新司祭の時でした。高田先生は快く受けて、ご指導をしてくださいました。忘れられない思い出です。

教会は、礼拝や感謝の祭儀、賛美の集いに欠かせません。

音楽の歴史には、*グレゴリオ聖歌*
があります。ドレミファも、聖ヨハネの入祭唱から生まれたと、ルカ・ベルトラム神父さまより聞きました。教会音楽を作曲して、音楽家と呼ばれる方たちが誕生したのです。バッハ、モーツアルト、ベートーヴェンなどは、教会音楽とも関係が深いです。クラシック音楽は、グレゴリアンから始まったと思います。

マリブーの修道院・黙想の家に滞在中、院長さまに誘われて、映画「アマデウス・モーツアルト」を観に行きました。

*アマデウスと*は、*神に愛された*という意味です。サリエリという*努力家の音楽家*
と、不真面目な青年、天才のモーツアルトを中心に物語が描かれていました。この青年が。自分で神に愛されたことを悟り、自分の名前の前に「アマデウス」(Amadeus)と入れました。自覚していたのです。*ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト*

クラシックがお好きなら、誰の作品がお好きですか?

“ジャジャジャジャーン”ベートーヴェン? バッハですか?

クラシックはモーツアルトに始まり、モーツアルトで終わる、と言われます。私もそう思います。