誤解から理解へ ~セールス・マンになって教えられたこと~

私は生命保険のセールス・マンをしていたことがあります。何か保険に入っていますか?
兄も保険会社のセールス・マンをしていました。大きな保険会社で、成績も優秀でした。
私の保険会社は世界的に有名な生命保険会社でしたが、私の成績は最低でした。
私が勧誘していた保険は「永遠の生命保険」と言います。入っていますか?

この保険は立身出世を約束しませんが、信じる者には平安と永遠の命が与えられると約束しています。
そうではありませんか?儲かりますようにと願って教会に来ているのですか?

私は毎週同じ家を訪問して教会へ来ることを勧誘していました。
顔なじみになるように、7回連続訪問していました。 間に合っていますとか、結構ですと言われました。
たまに話を聞いてくれる人がいると、疑問をぶつけられました。 21歳頃のことですから、教会の教えについて良く知りませんでしたから、生命保険に入るように説得できませんでした。

その頃に神学講座開講のニュースを知りました。週に2回、東京は四谷の上智大学での講座を聴講しました。
講師の一人、ペトロ神父さまから、人を導くのは知識ではありません、あなたの信仰が人を動かすのです、と聞かされました。私は知識が無いので学びに来たのですが、知識よりも信仰を強調され、信仰はお祈りなしには身につきませんよ、と教えられたのです。

あなたの祈りを知れば、あなたの信仰が分かる」。逆に「あなたの信仰を知れば、あなたの祈りも分かる」と。お祈りと信仰はひとつです。私のチョットした目から鱗の体験でした。お祈りの力を知っていますか?

次回に続きます。