50周年のお祝い（小さき兄弟会旭川修道院創建五十周年記念誌から）

2018年10月8日に、小さき兄弟会旭川修道院と神居教会の献堂50周年のお祝いを迎える事になりました。
きっと、この日はフランシスコ会の兄弟だけではなく、誕生日を記念できる神居教会の信徒の皆さん、また、旭川地区の各教会の信徒の皆さん、そして関わりのあった多くの人々も喜んでいることでしょう。
50年もの長い間、神は私たちの教会に共に住み、嬉しい時も苦しい時にも神の家である聖堂で、祝福と導き、なぐさめと希望、光と喜びを絶えず与えて下さいました。
いつくしみを込めて、一人一人を深く愛しながら・・・

故ヨハネ23世教皇は、私たちにとって教会は”何もの”であるかを分かりやすく説明されました。ヨーロッパの古い街の中心である広場に似ていると言われ、まだ各家には井戸も水道も普及していない時代からいつでも必要な水を汲むことのできる噴水・水場に似ていますーと。生きるために必要な宝である水を、誰でも無条件で汲みに来ても良いのです。喉の渇きを癒すため、家族に、飼っている動物たちのため、旅人であっても誰でもこの水を汲んでもいいのです。
この噴水と同じように私たちは、神の家で神がくださる永遠の命の水を、豊かに汲むことができます。50年もの間、私たちも癒しと喜びの水を頂き続けました。

これからも、望む時にはいつでもその豊かな水を、神から無条件で受けることができます。そして神を探しているがまだ出会えていない、その救いの恵みを求めているがまだ得られていない私たちの囲りの人々の多くが、神と深く結ばれている私たちによって、信仰の道と神の家に入ることができたら！！いいなぁ・・・
大きな喜びと感謝を持って、次の世紀に入りましょう！

2018年10月8日於50周年記念式典