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Fr.Nakamura Michio
『時は満ち、神の国は近づいた! 悔い改めて福音を信じなさい』 2023年度・四旬節を迎えて
今年の四旬節はかなり重い気持ちで迎えています。ウクライナ侵攻が始まって、収拾がつかないまま1年がたちました。トルコ地震は大きな災害をもたらし、世界各地からの支援は追いつかないのが現状のようです。北朝鮮は今年に入って2月1 …
私たちの「家族」
私は、旭川の二つのカトリック幼稚園の「宗話」を月2回担当し、「神様のお話」をすることになっていますが、わかりやすく面白く伝えるのに苦労しています。「すべての命を大切に」を年間テーマに、イエスさまのみ言葉からスライドを作成 …
私の戦争体験から、「平和への思い」
77年前、私の故郷、福岡もB29の空襲を受け、焼夷弾で火の海となり、4k 離れた母の実家の疎開地から真っ赤になっている福岡の空を見たのを今でも鮮明に覚えています。その日、私の家は焼かれ、父は全身火傷を負って、母の実家に帰 …
40年目の「平和旬間」を迎えるにあたって
今年も、まもなく「平和旬間」を迎えます。1981年2月23日~26日、教皇ヨハネ・パウロ二世は「平和の使者」として日本を訪問し、多くの人々に喜びと希望を与えました。特に広島では、「過去を振り返ることは、将来に対する責任を …
二つのゴミ対策について
五月晴れの旭川で、今年もゴミ拾いをしました。この取り組みは、「あさひかわサケの会」の主催で行われました。この会のホームページによると、2013年6月<石狩川を野生のサケのふるさとに>というキャッチフレーズを掲げスタートし …
声明文 ウクライナへのロシア軍軍事侵攻の中止を!
声明文 ウクライナへのロシア軍軍事侵攻の中止を! 教区本部事務局 により 札幌教区は2月25日付けで、札幌教区HPのトップで、ウクライナへのロシア軍軍事侵攻の中止を呼び掛ける、日本カトリック正義と平和協議会の声明文を発表 …
日本の殉教者に思いを馳せて ――四旬節を迎えるにあたって――
私たちは、2月3日、福者ユスト高山右近を記念し、5日には日本26聖人殉教者を祝いました。私は5年前の2017年に大阪城ホールで行われた高山右近の列福式に、釧路から巡礼団と共に参加したのを思い出します。 今年の灰の水曜日は …
「神のことばの主日」にあたって
教皇フランシスコは、3年前に、この年間第三主日を、「神のことばの主日」と制定されました。それは、わたしたちが「神のみことば」をより深く心に刻み、日々の生活に生かし、周りの人々に伝えるために他なりません。教皇は、「神のみこ …
2022年C年 待降節第1主日
待降節第1の主日から新しい典礼の時が始まります。 この日の福音で、「その時」、すなわち、終末の時、世の終わりの時について、イエスの警告を伝えます。「その時」、太陽と月と星にしるしが現れ、地上では海がどよめき荒れ狂うので、 …
終末の時を迎えて
11月は、典礼では「死者の月」と呼ばれ、1日には「諸聖人」を祝い、2日は「死者の日」を記念します。ヘブライ人への手紙の著者は、9章26節で、「キリストは、世の終わりにただ一度、ご自身をいけにえとして捧げて罪を取り去るため …