2024年は能登半島地震、飛行機事故と大変な幕開けとなりました。能登半島地震に関するカトリックの情報は、名古屋教区のHPで詳しい報告がいち早く出ています。ぜひ参照し支援の手を伸べてくださればと願っています。
カトリック名古屋教区 – Catholic Nagoya Diocese

ちなみに、石川県には8つの教会があり、そこでの地震被害に対する素早い対応と詳しい報告に大変驚きました。1月3日には、名古屋教区を中心に、中央協議会とカリタスジャパン担当司教様や神父様方がオンライン会議を行い、状況の確認と今後の方針について話し合いをされました。以下は、カトリックのとサポートセンター長:片岡神父様の報告を紙面の都合で、その一部を引用させていただきました。

カリタスのとサポートセンター開設
本日、1月20日、カトリック名古屋教区は能登半島地震災害対応のための拠点として、カトリック金沢教会に「カリタスのとサポートセンター」を開設しました。
センター長:片岡義博神父
スタッフ:ERSTメンバー、現地スタッフ及びボランティア
住所:〒920-0962 石川県金沢市広坂1-1-54 カトリック金沢教会内

七尾教会について
1/2 状況確認。
建物自体は、今のところ外壁の多少の崩れがあった程度。
室内は聖堂、香部屋をはじめ、司祭館兼信徒の交流の場としてつかっている台所、居間など、ご像や棚、照明器具、ガラスや食器などが散乱。後片付けには多少時間がかかる見通し。
併設する聖母幼稚園も建物は新しいものの、外構をはじめ多少の崩れをはじめ、室内も本や教材などが散乱している様子。
七尾教会の信徒はおおむね安否無事を確認。
ライフラインについては(1/3 朝現在)、水道がとまっているものの、電気は教会、幼稚園は復旧している。

輪島教会について
1/2 七尾から輪島まで足を延ばしたが、主要道路が崩落や隆起、亀裂がはいり、穴水まではなんとか行けたが、その先は大渋滞で車も動かなくなり、1/2 は状況確認断念。
隣接する、うみの星幼稚園の園長から写真を送っていただく。
教会は、全壊まではいかないものの、外壁もかなり崩れ、室内も天井のものもをはじめ大きなマリア像、祭壇の天板なども落ちている。被害の大きさを感じる。また建物は 2007 年の能登半島地震の際の影響も残っているので、危険な状態ともいえる。
写真を撮ってくださった、園長先生のご自宅が被災されており、輪島教会の信徒も 1 人の日本人信徒、ミサに来ているフィリピン信徒の多くも 1/4 朝までに安否は確認。また2人のフィリピンの方のご自宅が倒壊とした情報あり。
現地までの道路状況が、非常に悪いので、自衛隊、行政支援も苦労している様子。
報道ニュースのたびに、被害者の方の数も増えております。また夜は氷点下を下まわる寒さです。とくに地方ですのでガソリンスタンドも少なく、燃料も足りず、家が余震で崩れるかもしれない危険もあるので、車中泊されている方々がほとんどです。どうぞお祈りください。

カトリック名古屋教区 – Catholic Nagoya Diocese

カリタスのとサポートセンター (のとせんブログ) 

 

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投稿者プロフィール

Fr.Nakamura Michio
Fr.Nakamura Michio
クレト中村道生司祭
フランシスコ会 日本管区『小さき兄弟会』 旭川地区 旭川フランシスコ修道院 助任司祭 (旭川五条・旭川六条・神居・大町・富良野)
Telephone=070-5432-1694 
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