1か月ほど前に、すぐ近くの病院に薬を取りに行ったときのことです。うす氷の張った入り口で転び、足首の骨に3センチの傷が入る怪我をしました。翌日、整形外科で診てもらったのですが、スネと、ふくらはぎにしっかりとギブスをされ、傷の痛みは数日で治ったのですが、ギブスはさらに1か月しないと外せないとのことで、うんざりして、祈りや、食事の時以外は、部屋に閉じこもっていろいろと思い巡らしていたら、いろんなことに気づかされました。寒い冬は、北海道では、全館暖房が利いていて、コタツしかない九州より、はるかにしのぎ易いわけです。さらに、修道院には二つのエレベーターがあり、廊下には両サイドに手すりがあり、後期高齢者や、身体障害者にはありがたいと気づきました。さらに、この度の怪我についても、この程度で済んだだけでなく、自分の弱さ、愚かさ、罪深さに気づかされました。いつくしみ深い神、「シノダリティ」の神さまは、文字通りわたしの罪を赦し、いつも「ともに歩んで」くださっていたわけです。
四旬節を迎えた今、わたしは、認知症の一つの対策として、『Today Gospel』というノートを作り、毎日の福音を英語で書いていますが、最近の福音に、「私の後に従いたい者は、自分を捨て、自分の十字架を担って、私に従いなさい。」とありました。
私の現在の十字架は、「ギブスを付けた足」もそうですが、「後期高齢者になっての認知症」も大きな十字架です。私はこれから解放され、自由になりたいと思っているのですが、主はこれらを担って従ってきなさいと言われているのです。なぜでしょうか?
人生の終末を迎え、何とか平和な日々をと願っているのですが、四旬節の灰の水曜日の、翌日の福音は、「自分の命を救おうと思うものはそれを失い、わたしのため、また福音のために、命を失うものはそれを救う。」とありました。(マルコ8.34~35)
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投稿者プロフィール

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クレト中村道生司祭
フランシスコ会 日本管区『小さき兄弟会』 旭川フランシスコ修道院
(旭川地区:旭川六条・神居・大町・富良野 助任司祭)
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