主が復活された聖なる夜にちなんだ復活徹夜祭の典礼は、第1部「光の祭儀」、第2部「ことばの典礼」、第3部「洗礼の儀」、第4部「感謝の典礼」から構成されています。

 大町教会では今日洗礼式も行われます。わたしたちは、洗礼式を通して自らの洗礼についても思い起こし、洗礼の儀の結びに行われる「洗礼の約束の更新」によってキリストに従う決意を新たにしましょう。今夜洗礼を受けるYさんは以前初めて大町教会に来た時、その日はわたしがミサの担当で、教会の玄関でお会いしました。本人にはその時初めてお会いしたのですが、わたしが神父になったばかりの頃、札幌の北11条教会に、もう亡くなられたY家のお母さんがいつも教会に来ていました。そして若い神父たちを可愛がってくれたので、よく自宅に呼んでもらいご馳走になりました。旭川でそのY家のお嫁さんに洗礼を授けるようになるとは不思議なつながりだと思っています。亡くなったお母さんも喜んでいると思います。今日の典礼の第一部は光の祭儀でした。聖堂の外で、新しい火と、復活したキリストの象徴である復活のろうそくが祝別されました。第二部は言葉の祭儀でした。ことばの祭儀でわたしたちは救いの歴史、キリストに結ばれる洗礼の意味、そして、キリストの復活の告知に耳を傾けました。第三部は洗礼の祭儀でした。古い自分に死に、イエス・キリストの復活の神秘に与り、新たな命に生まれ変わるという意味において、キリストの死から復活への過ぎ越しを記念する復活徹夜祭は、洗礼の秘跡のために最もふさわしい時であると古代より考えられてきました。第四部は感謝の祭儀が行われました。旭川は最近雪解けが進み、朝カーテンを開けると窓の外には朝もやがかかっていることが多くなってきました。真冬の寒い時期だと川霧が凍ってダイヤモンドダストになりますが、いまの季節なら朝もやか朝霧になります。復活の知らせを弟子たちに伝えた婦人たちはまだ暗いうちに墓に向かい、天使たちから、イエスの復活を知らされました。わたしはきっとその時は朝もやがかかっていただろうと想像しました。婦人たちが泣いて天使たちに「あの方がどこに置かれているのか、わたしたちにはわかりません。」と言って後ろを振り向いた時イエスがいたのに、彼女らは園丁だと思い、それがイエスだとは分からなかったのです(ヨハネ20.11-18)。わたしは、わたしたちの人生の苦しみや重荷で、人生は素晴らしいのに、そのありがたさに気づかないことがあります。天使たちが墓の大きな石を転がしてキリストの復活を示してくださったように、わたしたちの心の闇がキリストの光で照らされますように。今夜、聖堂の暗闇がキリストの光で明るくなっていったように復活したキリストの光が世の中を照らしてくれるように、キリストの光で物事を見ることができるようになって苦しみや不安がなくなり、毎日嬉しい感謝することばかりだと気づくことができる人が増えていってほしいです。*(O)

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