今年の教皇フランシスコの四旬節メッセージは「イエスと共にタボル山に登るよう招く」というテーマでした。タボル山でのイエスの変容は毎年四旬節第2主日の福音で読まれる箇所です。教会の典礼暦で今年は、2月22日の灰の水曜日から4月9日の復活祭までの準備期間にあたる四旬節に入りました。教皇は今年のメッセージで、「イエスと一緒にタボル山に登り、イエスの神なる輝きを体験し、それによって信仰を強め、イエスと共に歩き続けることができるようと教えています。福音書のどこにも変容の山がタボル山とは書かれていませんが、伝統的にガリラヤにある高さ522メートルのお碗がたの山タボル山が変容の山と言われています。わたしは聖地巡礼の時にタボル山に行きましたが、麓から8人乗りのワゴン車のタクシーで登りました。イエスは三人の弟子を連れて登り、この三人は特別な出来事を体験します。わたしは高校生の頃、山岳部に入っていて、いろいろな登山をしました。夏休みに3泊4日の日程で大雪山を縦走した時はリュックが25キロくらいの重さになったので、体力をつけるために毎日トレーニングをしました。
教皇は「四旬節の登攀は努力を要するものです。この登はんは、わたしたちの信仰や忍耐の欠如を克服し、イエスの十字架の歩みに従うこと」であると言っています。教会の大部分の人はもう人生の下り坂にいるのに、改めてイエスと共に生温さや虚飾から離れて高い山に登ることを考えなければなりません。でも無理しないでほんの少し腰を上げる気持ちでもいいと思います。
先日、司教館から「新型コロナウィルス感染拡大防止に関するミサ対応について」のお知らせがきました。3月13日より、マスク、聖歌を歌うこと、ミサの人数制限の撤廃などの嬉しいお知らせでした。まだ四旬節中ですが、まもなく教会が復活祭の3週間前の主日から、あたたかいふれあいと交わりのある場に戻ります。嬉しいニュースです。ここ何年間は、教会はずっと、四旬節中かお通夜みたいな場所でした。これからもとの姿に戻っていくのが楽しみです。*(O)
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
〇 山本 孝神父ミサ説教 〇
Facebook&Instagramからもご覧になれます。
カトリック神居教会Facebook
https://www.facebook.com/kamui.Catholic/
カトリック神居教会Instagram
https://www.instagram.com/kamui_catholic/