人間には、二つの目がいる
出会いと出来事 出来事と出会い
ある夜、お年寄りが突然、訪ねてきました、「学生たちに話したい」と。院長がゆるしたので、お話を聞くことになりました。学生とは、ラテン語を学んでいた青年たちでした。希望者だけと言うことで、3人が耳を傾けました。
このお年寄りは、人間には二つの「目」がいると熱心に語り掛けてきました。二つの目とは「学徳と聖徳」でした。それは知識と信仰の徳。
信仰の徳とは「信仰と希望と愛」ことです。このお年寄りが、この二つの目を持つように、と語ってくれました。
「信仰の徳」とは、コリントの人々への第一の手紙13章の終わりに「いつまでも残るのは、信仰と希望と愛、この三つ」(13:13)とあります。
あのお年寄り(田村譲二氏)は、このことを教えたのです。知識も信仰の徳も、いまだ「おぼつき」ません。司祭のためにお祈りください。
「人間のいるところに人間がいる」。二人の男の出会いと対話を覚えています。神さまの話す現代語 a living language modern languageは、出会いと出来事なのです。そこには人間の「存在」がります。人間の「関わり」があります。
人間とは「ひととなり」と、穴山先生孝道先生から教えられました。つまり人格、品格なのです。出会いとは、人格と人格との出会いと学びました。人間性との出会いです。神さまの話す現代語 a living language modern languageは、出会いと出来事なのです。当然、そこには人間の存在があります。人間の関わりもあります。それを「邂逅」とも言います。「人間の在るところに人間が在る」のですね。私たちは、人間として出会います。
聖書の個所
「それでは、あなた(がた)は私を何者だと言うのか」(マタイ16イ:13)
「イエスはお答えになった。『シモン・バルヨナ、あなたは幸いだ。あなたのこのことを現したのは、人間ではなく、私の天の父なのだ』」(マタイ16:17)
「イエスはその場所に来ると、上を見上げて言われた『ザアカイ、急いで降りて来なさい。今日は、あなたの家に泊まりたい』」(ルカ19:5)
ザアカイは立ち上がって、主に言った。『主よ、私は財産の半分を貧しい人々に施します』、だれかから何かだまし取っていたらそれを4倍にして返します』」
★「メディテーション」(心の中で、思い巡らして)みましょう!
★忘れがたい出会いがありませんか? 感謝、感謝、主よ!を歌いましょう!