今日の福音は、イエスが受難の前に弟子たちへ残した「告別説教」の一部です。愛と従順、聖霊の派遣、そして「みなしごにはしない」という再臨の約束が描かれます。イエスを愛する者が戒め(愛の教え)を守るという「従順と愛」の約束、そして「助け主(聖霊)」の派遣を予告する重要な箇所です。

 愛の証として掟を守ることを教え、弁護者(聖霊)が永遠に共におり、弟子たちの内に住むと約束しています。イエスは最後の晩さんの席で、繰り返し、聖霊を与える約束をしましたが、ここはその最初の箇所です。イエスは弟子たちを「孤児」のように一人にせず、聖霊を通して永続的に共にとどまると励ましました。

 今日は五月の第二日曜日で、日本では母の日です。また今月は聖母月です。カトリック中央協議会では、聖母月について次のような説明をしています。「カトリック教会では、5月は聖母月としています。聖母月の信心は近世からのもので、18世紀のイタリアで盛んとなりました。この5月は、四季折々の中で春の訪れとともに自然界の実りをもっとも感じさせてくれ、また主の復活の喜びと希望に満ちた月でもあります。そのような思いをもってこの月をマリアにささげ、マリア崇敬のために祈り続ける信心が伝統としてなされてきたことは当然のように考えられます」。

 キリストの救いのわざに協力した第一人者聖母マリアへの崇敬は、初代教会からすでに始まっていました。マリアは人間でありながらも、神の特別な恵みを受けて救い主・キリストの母となるために選ばれた方です。この女性の姿は、神に対する心からの従順を示すものとして、またキリスト信者の生き方の模範として、さらには父なる神に取り次いでくれる助け主として特別に崇められてきました。わたしは2月に、アメリカとイスラエルがイランに攻撃を始めた頃から、自分のする説教が、いつのまにかトランプ大統領や社会に対する不満ばかりになっていました。トランプ大統領は勝手なことを言い、ローマ教皇までを批判していました。最近はわたしが毎日食べていた納豆までが容器が原油由来なので値上がりして、トランプがイランことをするからだと腹を立てていました。皆さんが日曜日のミサに来ても、司祭の不満ばかり聞かされて、心が満たされるホッとする説教が聞けなくなってしまい、申し訳ないと思っています。キリストは当時の社会や指導者に対して厳しい言葉を述べました。しかし聖母マリアは人に寄り添い、わからないことは心に留めておくだけでした。カナの婚宴の時には、召使いたちに「この人の言うことには従ってください(ヨハネ2.5)」と勧めていました。またルルドやファチマでのご出現の時でも、祈りなさいの勧めしか与えていません。いつもキリストと結ばれていて救いの協力者でした。マリアに対する祈りの中でも、幾世紀にもわたって大切にされてきた信心として、ロザリオがあります。この祈りを歴代の教皇はたびたび言及し賛えています。今月中はいつもの祈りに加えて、ロザリオの祈りを一連でも増やすように、もっと深い祈りになるように心がけてください。それから聖母のように優しい生き方ができるように努めてください。きっと聖霊がもっとわたしたちの内に留まって、神さまのめぐみや嬉しいことが増えていくと思います。*(5)

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