灰の水曜日となるのは、復活祭の日から6週間半前の水曜日(日曜日は四旬節の40日間にカウントされない)。2026年の灰の水曜日は、2月18日です。しかし、東方教会と西方教会では、四旬節の始まりの日が異なります。西方教会では、灰の水曜日に四旬節が始まり、東方教会では、四旬節は復活祭の7週間前の月曜日に始まり、灰の水曜日は行われません。四旬節の起源は西暦325年までさかのぼります。当時、四旬節は洗礼の準備期間として広く利用されていました。40日という期間は、キリストが洗礼を受けた後、公生活を始める前に荒野を旅したとき、40日にわたって断食したことにちなみます。キリスト教徒の間では、キリストはこの40日間、神から精神性と誘惑に耐える力を試されたと考えられています。「四旬節」を有意義に過ごし、復活の主日をふさわしく迎えることができるよう、毎年この時期、教皇によるメッセージが発表されます。教皇レオ14世の今年の「四旬節メッセージ」のテーマは、「耳を傾ける、断食する。回心の時としての四旬節」です。このメッセージを通し、教皇は「言葉の武装解除」や、優しさを育むといった、「具体的な節制」の形を勧めるだけでなく、神のみことばと最も恵まれない人々の叫びに耳を傾け、自分たちの共同体において、苦しむ人々を共に温かく迎え入れるようにと願われています。
教皇は、まず耳を傾けることを通して、みことばを受け入れるための余地を作る重要性に注目。耳を傾ける姿勢は、他者との関係に入るための意欲を表わす最初のしるしである、としています。典礼でみことばに耳を傾けることは、現実により真摯に耳を傾けることを教え、また、聖書は、個人生活や社会生活を通して響く多くの声の中から、苦しみや不正から上がる声を認識させ、その声が無視されることがないようにしてくれる、と述べています。また、四旬節が神のみことばに耳を傾ける時であるとすれば、断食は神のみことばを受け入れる準備となる具体的な実践である、と教皇は言います。最後に、四旬節の恵みによって、神と、最も恵まれない人々により注意深く耳を傾け、断食の力によって、人を傷つける言葉を減らし、他者の声をより受け入れられるようにと祈られました。
日本の司教団は2017年に「四旬節・聖なる過越の三日間・復活節の典礼に関する補足事項」という文章を出しました。これはそれまで曖昧になっていた、四旬節から復活節までの典礼を行う上で確認し徹底しておかなければならないことが書かれていました。旭川地区でも直さなければならないことがたくさんありました。最初に日本の教会では、「四旬節中に祭壇に花を飾ること」また灰の水曜日と灰の式については「灰の式は、キリスト者が復活祭を迎えるために回心の歩みを始めることを四旬節の最初の日に示す式である。そのため、灰の水曜日以外の日に行うことは典礼上、勧められない。」となっていました。また、復活のローソクは復活節が終わると香部屋がしかるべき場所に保管することなどが書かれていました。今日の福音は当時の熱心なユダヤ人が行っていた施し・祈り・断食についてイエスが人に見せるためではなく、神のためにすることが大切であることを語った箇所です。みなさん今日から心してよい四旬節を過ごしていきましょう。*(5)
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