今日は聖霊降臨の主日おめでとうございます。先日、英国ではエリザベス女王の即位70年を記念する祝賀行事「プラチナ・ジュビリー」が2日から4日間にわたって行われ、ロンドンの街なかではあちこちにイギリスの国旗、ユニオンジャックが掲げられ、祝賀ムードが高まっていますというニュースが報じられました。バチカン放送のニュースでは、教皇はエリザベス女王の96歳の誕生日と即位70年にお祝いのメッセージを送られたようです。

考えてみれば、聖霊降臨は、キリストの教会の創立記念日にあたるので、教皇が世界中の国家や元首からお祝いの言葉を受けてもいい事なんですね。神さまはキリストの復活の後、50日後のペンテコステの祭りの時。皆が一堂に集まっていた時に激しい強風、炎のような舌。使徒たちが他の国々の言葉で話すという印によって聖霊を与えてくれました。

聖霊の賜物はみんなに解るようにして与えてくれました。聖霊の賜物は、知恵、理解、判断、勇気の賜物、預言、いやし、霊を見分ける賜物です。いまの教会にもわたしたち一人ひとりにもこの聖霊の賜物は必要です。聖霊は苦しむ時の励まし、暑さの安らい、憂いの時の慰め。恵み溢れる光、信じる者の心を満たす光です。聖霊の続唱ではさらに、固い心を和らげ、冷たさを温め、乱れた心を正す方。と続きます。わたしは、聖霊はエアコンか電子レンジのようなお方に聞こえました。また聖霊はすべての機器を動かす電源のようなお方です。パソコンでもなんでも電源が切れていては、使い物になりません。電源のスイッチはわたしたちが握っていると考えましょう。祈らない人、神から離れている人は聖霊と縁が切れてしまいます。

あなたのことばを信じてより頼む者に、尊い力を授ける方、あなたの助けがなければ、すべては
はかなく消えてゆき、だれも清く生きてはゆけ
ません。

聖霊、どうかわたしたちと一緒にいてください。とお願いしましょう。*(K)

 

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〇 山本 孝神父ミサ説教 〇
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