復活節第2主日は(神のいつくしみの主日)とも言われています。この日は「神の愛に満ちた寛容さが特に輝き出る」復活節に神のいつくしみをほめたたえるため、聖ヨハネ・パウロ二世教皇が定めた日です。

今日の福音の箇所は、ヨハネ福音書による「聖霊降臨」と呼ばれ、ABC年とも共通朗読箇所になっています。今日の福音が伝える2つの主のご出現は、復活信仰と将来の教会のいのちにとって大切な意味を持っています。福音の最初の部分(19〜23節)はイエスの顕現がテーマとされ、後の部分(24~29節)はトマスの信仰告白がテーマとなっています。

この二つの部分には共通点があります。(1)出来事が起こった日が「週の初めの日」日曜日だったこと。(2)イエスの挨拶の言葉が平和があるようにだったこと。(3)部屋の戸には鍵がかけられていたこと。

週の初めの日は日曜日のことで、初代教会では日曜日に一同集い祭儀を行い、イエスの復活を信徒に思い起こさせていました。

ユダヤの世界の通常のあいさつは「平和(シャローム)」ですが、ここでは、イエスがなさった約束である平和です。ミサの中で司祭は「主の平和」を何回も呼びかけます。

部屋の戸に鍵がかけられていたのは、ユダヤ人を恐れた他に弟子たちの心も閉ざされていたことを表しています。弟子たちはイエスから息を吹きかけられ、霊を受けます。この霊は新しく創造しなおす霊。使命を果たす力の霊。罪からきよめる霊です。

イエスはトマスに「信じない者ではなく、信じる者になりなさい」と言われました。

わたしたちは毎日、ウクライナの戦争の暗いニュースの中で、神様に不満を言うのではなく、希望を失わないで「神のいつくしみは限りない」ことを信じていたいものです。

わたしは先日、プーチン大統領が死んで、神さまに感謝して大喜びしている夢を見ました。次の日には、なんと、自分が戦争に行くことになった夢を見ました。
早く本当に平和な世界になって欲しいです。*(K)

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〇 山本 孝神父ミサ説教 〇
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