泥かぶら
- The Ugly Ducklingと日本の名作から -
アヒルの群の中で、他アヒルと異なった姿のひなが生まれました。アヒルの親は、七面鳥のひなかもしれないと思います。周囲のアヒルから、あまりに辛く当たられることに耐えられなくなった「このひな鳥は」家族の元から逃げ出しますが、他の群れの中でも醜いといじめられながら一冬を過ごしました。生きることに疲れ切ったひな鳥は、殺してもらおうと白鳥の住む水地に行く。しかし、いつの間にか大人になっていたひな鳥はそこで初めて、自分はアヒルではなく美しい白鳥であったことに気がつくという物語。どう思いますか。
日本の「泥かぶら」をご存知ですか?「真山美保さんの作ですが、泥んこのような顔のせいで、いじわるな子供たちから、“泥かぶら”とはやされ、いじめられていた女の子が、「仏のように美しい子」へと変わっていったというお話です。
何が、この女の子を美しくしたかといえば、旅のお年寄りから教えられた三つのことを、来る日も来る日も、実行したからでした。
その三つとは、
いつも、にっこり笑うこと
ひとの身になって思うこと
自分を恥じないこと。
「亀の甲より年の功」と母から聞きました。年寄りの教えのことです。年寄りの経験は、学校知識ではなく、人生経験から身に着けた貴重なものです。政府の言い方では言うと「後期高齢者」ですが、経験からの知恵+智慧が感じられません。
「私から歳を取り上げないでください。なぜなら、歳は私の財産なのですから」と言った人がいました。私も“財産”と呼べる歳を取りたいと願っています。
一人の泥かぶらとして、「笑顔、思いやり、そして自己受容」に日々努めなければと自分に言い聞かせている毎日です。 女の子の場合は、三つのことでした。
聖書箇所:
ル カ 12:22-34 「だから、言っておく。、、、思い悩むな。、、考えてみなさい」
マタイ 12:46-50 「私の母とはだれか。弟子たちの方を指して言われた」
コロサイ 1:24-29「キリストの体である教会のために、、、苦しむ」