今日は「世界宣教の日」にあたっています。日本では今月末の衆議院議員選挙が迫っており、選挙の話題で盛り上がっていますが、教会は宣教について考えています。今年の「世界宣教の日」の教皇メッセージは、なんと6月27日に発表になっています。そして、テーマには福音書のたとえ話(マタイ22.1-14参照)の「町の大通りに出て、見かけた者は誰でも婚宴に連れてきなさい」が使われています。これはいま最終段階にあるシノドスに合わせてのテーマみたいです。キリストの宣教をする弟子であるわたしたちにとって、今回のシノドスは「交わり、参加、宣教」というテーマのもと、教会の最優先課題に心を向けさせるものです。先週13日とその前の週の10月6日の日曜日、わたしは珍しく2週続けて大町教会でのミサにあたっていました。先週の日曜日には、札幌の知り合いから、旭川にいる弟のお嫁さんが信者になりたいと言っているので、どこの教会に行ったらいいですか?と聞かれていました。わたしはその方の住所を聞いて、大町教会が近いし、次の日曜日には「わたしがミサに行くので待っていますよ」と伝えておきました。13日の日曜日には二人のお客さんが約束通りミサにきました。先週、大町教会ではミサの後で、カルメル会からいただいたお菓子があったので、みんなでお茶会をしていました。その日の夜、札幌の知り合いからメールをもらい、「素敵な聖堂と、思った以上に多くの信者さんが、生き生きと活動されている様子に、はじめに感じた教会の外観からの想像と全く違い、感激しました(ちょっと失礼かと思いますが…)温かい教会で良かったです😊」と書かれていました。また義妹の受洗のための勉強も担当してくださる方が決まり、安心しました。と書かれていました。わたしは初めて尋ねた教会が気に入ってもらえてよかったと思いました。教会は、王が通りに出て、みんなを連れてくるように熱望している宴です。キリストが扉を開けて道ゆく人を招きたいと願っているのに、信者たちが扉を閉ざしていてはいけないのです。また先日、東京から会いに来てくれた方が「孫が教会に行くようになって欲しいけど、息子がそこの主任司祭と喧嘩しているので、難しいかな」と心配していました。教会の中で、頑固な司祭だったり、お偉い古株の方がいて「誰の許しをもらって」などという言葉が聞こえてくるようなことがあれば、寂しいことです。キリストは支えられるためではなく、支えるために来られたお方です。

 どこの教会も、和やかで楽しい、ほっと感じられる場所であってほしいと願います。昔、自分が初めて教会に行ったころは、教会は温かくていい人ばかりに思えました。そして、そこに行くことが嬉しかったです。*(ka)

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〇 山本 孝神父ミサ説教 〇
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