先日、米国のトランプ大統領が地球温暖化対策の国際的枠組み「パリ協定」からの離脱を表明しました。世界中の常識ある人々をがっかりさせる発表でした。日本では連日、学校法人「加計学園」の獣医学部新設計画を巡って、文科省の終始逃げ腰の対応が話題に上っています。自国を第一に考えるとか、○○ファースト、あるいは「総理の意向」などを持ち出すと、どこかに無理がかかり調和やバランスが崩れていきます。わたしは、世の中にもっともっと聖霊の導きが必要だなと思います。トランプ大統領は「温暖化はでっち上げ」と発言し、文科省の役人たちは、メール問題に関して、確認していないと嘘をついているようです。聖霊の七つの賜物は、上知、聡明、賢慮、勇気、知識、孝愛、神への畏敬です。そして聖霊の結ぶ実は、愛、喜び、平和、忍耐、寛容、親切、善意、謙遜、誠実、柔和、節制、貞潔です。(ガラテア5.22~)

聖霊は、教会にだけではなく、世の中にも必要です。世の中は実際、聖霊ではなく悪霊によって支配されています。だから自国第一を言い出し、テロや殺人がまかり通り、役人は自分たちの地位の保全のために、おかしなことがあっても知らなかったと言い張ります。

聖霊はわたしたちにも教会にも必要です。教会はイエスのことばと働きによって創立され、イエスのあがないの死と復活によって実現し、さらに聖霊降臨の日に聖霊の注ぎによって救いの神秘として現されました。今日のミサの集会祈願では「教会の誕生にあたって行われた宣教の働きが…」という言葉があり、聖霊降臨が教会の誕生の時とみなされています。今日の福音はヨハネ福音書で、復活の日の夕方に弟子たちに現れたイエスが、弟子たちに聖霊を受けなさいと息を吹きかけた箇所です。この50日あとには聖母を囲んで集まっていた弟子たちの上に聖霊が下る聖霊降臨という大きな出来事がありました。

聖霊はいろいろな働きをしてくれます。わたしたち一人一人のうちにもとどまってくれます。でも、気をつけていなければ、わたしたちのうちから出て行ってしまいます。聖霊は注がれるとか満たされるものです。「聖霊来てください」と祈っても、どうも満たされない場合、器が壊れていないか、または心の中が、ほかのことでいっぱいになっていないかどうか調べてください。聖霊を受けるためには自らを空しくすることが大切です。「心の貧しい人は幸いである」からです。

先週、わたしは車を車検に出しました。もう30万キロも走っている車なので、あちこちに不具合や傷があったのですが、点検してもらったので、なんか新しくなったようで気持ちがいいです。オイル交換もしてもらいました。オイル交換で思い出しました。教会のメンバーも高齢者が多くなり、長く使っていた車のように、見た目にはガタが来ているのですが、整備点検し、役割を交代して(老いる交換)すれば、まだまだ立派に役に立つと思います。聖霊は潤滑油の働きもしてくれます。体の健康のためにはテレビCMでコラーゲンとかグルコサミンとかいろいろ宣伝しています。教会と信者の健康と元気の素はなんといっても聖霊です。聖霊きてくださいと祈りましょう。「聖霊、わたしたちの心に来てください。信じる人の心を満たし、あなたの愛の火を燃やしてください・・・(聖霊の導きを願う祈りーVeni Sancte Spiritus-より)」