ミサ
ミサとは、カトリック教会で行ういちばん大切な祈りです。
カトリック神居教会では日曜日9:30から「主日のミサ」が行われています。
※ミサは、日曜日の他に平日、また、結婚式、葬儀などの大事なときにも行います。
ミサはレオナルド・ダ・ヴィンチの壁画でも有名な「最後の晩餐」に由来しています。
イエス・キリストはすすんで十字架に向かう前に、弟子とともにされた最後の晩餐の席で「これは、あなたがたのために渡される、わたしの体である。これは、わたしの血である。わたしの記念としてこれを行いなさい。」(ルカ22・19~20参照)と仰せになり、パンとぶどう酒を用いてご自分の体と血にかたどり聖体として制定されました。
そしてすべての人の罪を負って受難に向かい死に葬られ、三日目に復活されました。
そのとき以来、教会は、ミサによってイエス・キリストの十字架上の死と復活を記念し、わたしたちの救いのためにいのちをささげられたイエス・キリストに心を合わせて祈り、今日まで、ミサが行われています。
主日(しゅじつ)
イエス・キリストが十字架に掛けられ死んで復活した日。
主日(主が復活された日曜日)として日曜日を毎週祝います。
カトリック教会の1日は、前日の日没から当日の日没までとなるため、太陽暦の土曜日の日没以降は主日となります。
聖水
聖堂入口の聖水盤(神居教会は、石の器)に入っている特別に祝福された『水』のことです。
信徒は聖堂に入るとき、聖水に指を浸して十字を切りますが、それは、洗礼を受けたときのことを思い起こし、からだを清め、心を新たにするためです。
聖水をつける手は左右どちらの手でも構いません。
聖堂
聖堂は、礼拝のための建物の名称で、ミサや典礼が行われます。
日本のカトリック教会では、「御御堂(おみどう)」とも呼びます。
聖堂に入る前には、聖水に触れて身を清めてから十字を切ります。
聖堂内には会衆席や祭壇があります。また、祭壇奥には聖櫃(せいひつ)があります。
聖体
聖体は、御血と御体という2つの形態から成っています。
ミサでは、パン(ホスチア)を拝領します。
※洗礼を受けていない方は御聖体を拝領することはできません。
最後の晩餐
イエス・キリストが12人の弟子たちと過ごした『最後の晩餐』がミサの起源です。
この晩餐でイエスはパン(ホスチア)をとり、「これはあなたがたのために渡される私のからだである」と弟子たちに分け与えました。
さらに、またぶどう酒の入った杯(カリス)をとり、「これは私の血の杯、あなたがたのために流される新しい契約の血である」、「これを私の記念(ミサ)として行いなさい」と弟子たちに指示しました。
『最後の晩餐』の壁画は、レオナルド・ダ・ヴィンチがミラノのサンタ・マリア・デッレ・グラツィエ修道院に描いたもので、1498年に完成しました。
その大きさは、(縦)420cm x (横)910 cmと巨大です。
カトリック聖歌集
ミサにおいて、カトリック聖歌集の中から1~2曲が歌われることがあります。
黒い表紙の手のひらサイズ大の本で、教会のご聖堂近くに『典礼聖歌』と並んで備え付けられています。
典礼聖歌
典礼聖歌は、カトリック教会の典礼(公的礼拝)で歌われる聖歌集のことです。
はじめての方や各信徒がそれぞれ閲覧できるように、教会のご聖堂近くに『カトリック聖歌集』と並んで備え付けられています。
聖書
聖書はキリスト教の聖典です。
大きく分けると旧約聖書と新約聖書があります。
旧約聖書
神とイスラエル人の交流について書かれており、複数の書物で構成されています。
そのほとんどはヘブライ語で書かれており、アダムとイブ、ノアの箱舟、バベルの塔、モーセの十戒など一度は聞いたことのある物語や人物が登場します。
新約聖書
神の子イエス・キリストの生涯とその教え、弟子達の書簡などが書かれています。
キリスト教の聖典となっており、カトリック教会ではミサや集会祭儀で福音(ふくいん)を朗読して紹介しています。
福音(ふくいん)は、ギリシャ語で”よい知らせ”という意味で、イエス・キリストのメッセージです。
聖パウロは福音について、『わたしは福音を恥としない! 福音はユダヤ人をはじめ、ギリシャ人にも、信じるすべての人に救いをもたらす神の力だからです』と話されています。
(ローマの信徒への手紙 1:16)
教会学校
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